複数社で併売するメリット

記事内に広告を含みます

ジャックフルーツ

独占販売か併売か

ストックフォトを始めるにあたって、独占販売にするか、複数社に登録して併売するか、もしかしたら迷うかもしれません。
独占販売や専属契約をすると、売れたときの報酬率が高くなります。
また、PIXTAでは専属クリエイターだと検索順位で優遇されるという噂もあります。

僕も一瞬だけ迷いましたが、初心者であれば間違いなく複数社での併売をおすすめします。
複数のストックフォトサイトに登録して併売するメリットとして、次のようなことが考えられます。

審査基準や売れる写真の傾向が違う

fotoliaでは採用されなくてもPIXTAでは採用されるということもありますし、PIXTAでは全然売れない写真でもfotoliaではよく売れるということもあります。
自分の写真がどこで採用されて、どこで売れるかという傾向はやってみないと分からない部分があるので、複数の会社に登録して試してみるのがよいと思います。
僕の場合は、国内サイトのPIXTA、photolibraryよりも海外サイトのshutterstock、fotolia、iStockの方がよく売れています。

より多くの人の目に触れる

写真を買う側のユーザーはPIXTAもfotoliaもshutterstockも登録していて、全てのサイトを回って写真を選ぶという人もいるでしょうが、PIXTAだけ、shutterstockだけというユーザーも多くいます。なので、複数のサイトに登録して、より多くのユーザーの目にしてもらえる方が売れるチャンスも増えるでしょう。

審査期間が違う

shutterstockやiStockの審査期間は短めで1〜2日ぐらいですがPIXTAやphotolibraryは1〜2週間かかったりします。
あまり審査期間の違いは関係ないかもしれませんが、審査が早いと登録するモチベーションが上がるという人もいるようです。

リスク分散になる

サイトによって売れる傾向も違うし、販売されている国や対応している言語も違います。
日本のサイトだけだとGWやお盆など日本が休日のときはあまり売れませんが、海外のサイトでは日本で売れないときにも売れたりするので、売れ行きが平準化されてリスク分散になります。

また将来的に登録していたサイトの人気がなくなって売れなくなるということも考えられるので、リスク分散として複数のサイトに登録しておくのがよいでしょう。

PIXTAの専属契約クリエイターの検索順位優遇についても、利用するユーザー側からしてみれば使いやすい状況ではないので、今後優遇されなくなるといったリスクも十分に考えられます。

単純に面白い

審査期間も売れる傾向もサイトによって違うので、変化があって、やっていて単純に面白いです。変化があると続けやすいと思います。やはり続けることが一番大事なので、作業を楽しめるというのは重要です。

デメリット

逆にデメリットとしては、複数のサイトに登録していると、登録する写真の管理が大変になります。
複数社で販売する場合、1枚当たりの登録作業時間が増えるため、1社あたりに登録する枚数は単独販売に比べて少なくなるでしょう。
ただ、タイトルやタグのコピペができるので、延べ枚数でいえば複数社の方が多くなるでしょう。

さいごに

メリット、デメリットはこんなところでしょうか。
あまり登録サイトを増やしすぎると、作業が大変になってしまうので、3〜4サイトぐらいが適当かと思います。
個人的には、shutterstock、fotoliaがオススメです。PIXTAは売れてくるまで時間がかかるので、初心者には少々厳しいと思います。

(一番上の写真は、最近shutterstockで売れたジャックフルーツの写真でした)

関連記事:ストックフォト(写真販売サイト)各社の傾向比較